ヒッチコックのイギリス時代の作品。
「下宿人」の次の作品。
ボクサーと妻と三角関係の話で、競技をするリングと、愛の象徴のリングをかけています。
率直にこの妻が腹立たしい。
サイレントだから細かな心情の変化はわかりづらく、「はあっ??」という場面が長い!多い!
実はヒッチコック初の脚本&監督作品だそうです。
ただ、カメラの機動性が非常に低い当時、スローも使えない中、よくボクシングにチャレンジしたなと尊敬します。
正面からパンチを浴びるボクサー目線映像にも、KOパンチが入ったことを表現する、ややスローに見える映像にも、ダウンする選手目線でぼやけ、倒れる映像もあります。
正直ストーリー云々よりこれらの映像が凄すぎ!!1927年ですよ!?
世界大恐慌の前夜ですよ!
やはりヒッチの頭の中には先に画があるんですね!