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マーゴット・ウェディングのとぽとぽのレビュー・感想・評価

マーゴット・ウェディング(2007年製作の映画)
3.0
「みんな自閉症だと思ってる」みんな変わり者で神経ピリピリしていて、才能ある素晴らしいキャストの好演を持ってしても取っ付きにくく共感し難いキャラクター達のヘンテコ帰省物語。あなたはこのストレスと眠気に耐えられるか?アスペルガーやら自閉症やら性・成長やら馬鹿やら喧嘩やら責任転嫁・焦燥やら消耗戦。淡々とした語り口で不思議な感触を残していく。オフビートでシュールで奇妙に居心地悪そうな嫌~な空気が流れている。常に誰かと誰かが何か言い合っている感じでストレッサー山盛り。これをもう少しポップに薄めたらウェス・アンダーソンの『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』とかになるのかな、という感じ。実際はどちらかと言えば『レイチェルの結婚』だけど。間違ってもお洒落なだけじゃないノア・バームバックもR.E.M.もピクシーズもブロンディーも好き。そしてまた彼らしく主人公は物書きのようで本に精通する立ち位置、そして安定してセリフ量は多め。更に緑豊かで海も見える景色はひたすら絶景で羨ましい。

Let's fuck.「飛び級でハーバードへ、頭の悪い子に多いのよ」「そのときはコンドームを使って」「でもファックしたい女よ、私がレズビアンなら寝る」「後でかむ」「私は映画館に皮膚片を残して映画を見させているの」「私もセラピー好きだけど、彼女は象にやるほど薬を持ってる」カルトにもハマる「なぜ何もかも話すの?」「木を切れ」「あの木の下で結婚式を挙げるんです」お名前は忘れたけど奥さまも一緒に「問題は隣家じゃない、うちにいるあの女だ!」「僕はどこもイカれてないからな!」Let's make love.「座ってできることを立ってすることはない」「贈り物が重なるのは悲しいわ。私のこと見てないみたい」「逃げないで話し合おう」「わたしはひどい女ね、あなたのせい、止まるから」「君は家族のあり方を赤裸々に描く」責任転嫁「一番親しい親友なんて、そう思いたいだけ」「駅って言葉忘れた」ママといなくてもそれなりに楽しいでしょ?→ママといるの好き。サングラス「すぐまた会えるね」「赤ちゃんみたい」Wait!! 走ったの見た?息が切れたわ
勝手に関連作『ファング一家の奇想天外な秘密』『レイチェルの結婚』『マンチェスター・バイ・ザ・シー』
TOMATOMETER52 AUDIENCE40
Critic Consensus: Despite a great cast, the characters in Margot at the Wedding are too unlikable to enthrall viewers.
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