デンゼル・ワシントンの映画デビュー作(この前にTV映画出演2本あり)。意外と良かった。
人種差別を扱っているし痛烈な部分もあるが、父がポジティブな方向に向かい、温かい話になっていた。
それはきっと彼がユダヤ人として自分を抑えてきたから気持ちがわかる部分もあるからだろうか。
排他的な白人のコミュニティに住み、思うようにいかない夫婦生活もあってちょっとイライラ気味なウォルターの元に息子だと言う黒人青年ロジャーが現れる。そこから始まる珍騒動と一筋縄ではいかない父子の物語。
ロジャーが黒人女性との婚外子だったからざわつきはじめる。あの白人だらけの排他的コミュニティだからそりゃ大変。
上司はガチガチの差別思考の持ち主だし。
この社会で暮らしていくには息子を隠し、自分も偽り続けなければいけないのか?
息子をなんとかしながら生活も維持しようとするウォルターの奮闘。
ロジャーがなぜこの期に及んでわざわざ会いに来たのかが明かされる。ウォルターもそりゃなんとかしようと心が動くだろう。
当時27歳デンゼル・ワシントン、初々しいがすでにデンゼル・ワシントンが出来上がっている。
彼が演じるロジャーが振り回されてかわいそう……なんだけど、彼も意外としっかりしていてラストにニヤリ。
原題はなんだかんだでそっくりな二人の様子から来てるのだろうな。
ちょっと変わった親子のいい話だった。
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