ともぞう

実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)のともぞうのレビュー・感想・評価

3.9
組織のトップが狂っていると思想は純化し、トップの意見に異を唱えるものは粛正される。自分が殺されないために、仲間の殺人に手を染める。集団狂気の怖さを臨場感たっぷりに見せてくれる作品。
リンチ殺人を連合赤軍は総括と呼び、オウム真理教はポアと呼んだ。ああいう狂った集団は人殺しになぜか名前を付ける。

〈あらすじ〉
ベトナム戦争、パリの5月革命、中国文化大革命など、世界中が大きなうねりの中にいた1960年代。日本でも学生運動が熱を帯び、連合赤軍が結成された。革命戦士を志した坂口弘(ARATA)や永田洋子(並木愛枝)ら若者たちは、山岳ベースを設置し訓練をはじめる。厳しい訓練に追い詰められ、メンバーによる仲間同士の粛正が壮絶を極めていく。
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