はる

黒部の太陽のはるのレビュー・感想・評価

黒部の太陽(1968年製作の映画)
5.0
ここに登場するおじさん達全員がカッコ良かった。
見切り発車とも言えるような途方も無い計画でしたが、「やるしかないんだ」という言葉が何度も聞こえてきました。

元来、戦後日本の復興を支えた人々の物語には弱いのですが、これは今までで1番心を動かされました。
黒部ダムにそんな背景があったと知らなかったことを反省するほど。

この計画と同じように映画化にも莫大な資金と労力がかかっているようです。あっけにとられる迫力満点の映像が随所に見られました。

個人的な感想ですが、父が生前に、慰安旅行で行った黒部ダムの写真を大きく引き伸ばして飾っていた意味がわかりました。
同じように危険をともなう仕事の責任者として、これを見て気持ちを奮い立たせていたのかも知れない。

次に帰省したら弟妹にDVDを配りたい。10代の姪っ子甥っ子達には今は理解できないかも知れないけど、将来絶対に見てほしいな。
はる

はる