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人喰いネズミの島/キラー・シュルーの4423のレビュー・感想・評価

3.5
レイ・ケロッグによる1959年製作のモンスター・パニック映画。ミュータント化した巨大ネズミが出てくるが、その巨大ネズミを演じて(?)いるのがネズミのハリボテを被った犬というとんでもない映画。こういうのを観るとやはり映像表現が制限されている昔の映画は本当にアイディア勝負だなあとつくづく感じる。そして考えに考え抜かれた奇抜なアイディアの数々は何年経っても色褪せることはないのだ。
物語の終盤、主人公たち一同は群がる巨大ネズミから逃れようと4つに接合されたドラム缶を被り、島からの脱出を試みる。ドラム缶だけがズンドコ、ズンドコ…と行進する様はとてつもなく強烈で、ネズミのハリボテより印象的。そして何事もなかったかのようにラストはラブロマンスで〆るという手腕、ケロッグ先生流石です!
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