奏良

イングロリアス・バスターズの奏良のレビュー・感想・評価

5.0
役者が揃っていく高揚感半端なかった。どう転んでもおかしくない先の見えなさ。いや、見えてるんだけどそれは意図的に監督に観させられているのであって、個人で推測できる範囲外では何が起きるか予想できないというコロコロオンザ手のひら状態。心地よかった。
007のブロフェルドでしか認識してなかったけどクリストフヴァルツのプロフェッショナルぶりに言及しないのは無理。最高のトリックスター。でもってブラピの控えめな狂い方。沸々と込み上げても決して溢れない熱があったように感じた。物語が映画館で収束するの好きポイント高い。

タランティーノ監督作品の鑑賞9本目で準備は万全になったわけだけど、今作はカメラワークよりも脚本がめっちゃ印象的だった。正義が前面に出てて全部素晴らしい。
奏良

奏良