なすび

飢餓海峡のなすびのネタバレレビュー・内容・結末

飢餓海峡(1965年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

先日色々調べていて洞爺丸事故のことを知りこの映画に辿り着いた。けど内容は事故とは直接関係ないところで殺人事件がいくつか起こりその犯人を追いかける刑事物だった。てっきり台風や船の転覆を描いた日本版タイタニックみたいなのかと思ってたのでちょっと肩すかし。

函館は本州と北海道を結ぶ中継地点、北海道に行くならば絶対に通る場所という扱いに時代を感じた。今では青函連絡船も廃止になり、飛行機が発達して、だいぶその認識は変わってきている。

犯人の自白も、元娼婦も、かなり湿っぽい。これが戦後日本というものなのだろうか。名作だという評判を聞いていた割に、あまりのジメジメさに少し自分の中では乗れなかった。

それと警察の方もかなり雑。あまり決定的な証拠がないまま想像で話を組み立ててぶつけていて、当たったから良かったものの、間違う可能性が大いにありそうで嫌な気持ちになった笑

引退した函館の刑事が、函館少年刑務所で働いているのはなんかよかった。この刑務所は今でもあって、ここで作られているマル獄シリーズのグッズは有名ですね。

健さんが若い!かっこいいけど、目の圧がこわい。

三國連太郎とても有名だけど、若い頃とかこれまであまり映画で見たことなかったな。無精髭ありの時と綺麗にした時、まるで別人に見えて、最初八重が人間違いしているんだと思っていた笑
なすび

なすび