ENDO

トップ・ハットのENDOのレビュー・感想・評価

トップ・ハット(1935年製作の映画)
4.0
ロジャースの心が引き裂かれている時に最もいい踊りをするのが白眉。人間とは結ばれるまでの歯がゆさにこそ生を実感する。コンチネンタルと同様、ヨーロッパに憧憬する若いアメリカのロマンチズムを感じる。アステアの軽快で滑らかな動きに震える。ダンスシーンの添え物としてのストーリーなのであっさりしており気兼ねなく観られます。友人と恋をした人の間で引き裂かれ、不道徳を少し楽しんでこその人生ではありますけれど。
ENDO

ENDO