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グラディエーターのRumNekkoのレビュー・感想・評価

グラディエーター(2000年製作の映画)
4.2
“ローマ・ブーム” を起こした製作費1億ドルの大作で大ヒット作。監督はリドリー・スコット、主演ラッセル・クロウ。アカデミー賞では作品賞・主演男優賞など5冠。

賢帝と呼ばれたローマ皇帝マルクス・アウレリウス(在位:西暦161年 - 180年)。平民出身の将軍マキシマス(ラッセル・クロウ)は勇敢かつ聡明な人物で皇帝の寵愛を受けていた。
皇帝の嫡男コモドゥスは傲慢な野心家で、次の皇位が自分ではないと知ると、父を殺しマキシマスを失脚させる。生きる意義を失ったマキシマスは、帝都ローマのコロッセオで闘う剣闘士(グラディエーター)として‥。

リドリー・スコット監督はできる限り「史実のローマ帝国」の映像化を望んでいたが、作品を盛り上げるための演出や脚色も必要だとも思っていた。
主人公マキシマスは架空の人物だが、実際にコモドゥスを暗殺した剣闘士ナルキッソスがモデルとか‥。コモドゥスが実際に父アウレリウスを暗殺したかは疑問だし‥。そこにラッセル・クロウも脚本にそうとう口出ししたらしいし‥。
でも結果、素晴らしい娯楽大作に仕上がったんだよね!

そして決め手はハンス・ジマーの音楽。重厚な大作には欠かせない。
リサ・ジェラルドによる主題歌“♪ついに自由に(Now We Are Free)”も良かった。
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