竜平

グラディエーターの竜平のレビュー・感想・評価

グラディエーター(2000年製作の映画)
3.7
古代ローマを舞台に繰り広げられる陰謀と策略、そしてそれに巻き込まれることになる一人の男の愛と復讐を描く。歴史スペクタクル映画。

ここらへんの歴史の予備知識が全くない状態で鑑賞。ということで史実モノとしての細かい部分はとりあえず置いといて、今作の最大の見所はやっぱり目で見て楽しむバトルアクション、剣や盾や弓矢を駆使する血なまぐさい古代の戦闘、剣闘士(グラディエーター)による死闘に次ぐ死闘というもの、なのかなと。ハラハラドキドキと迫力のそのシーンの数々にきっと魅了される。にしても、人が死ぬことで盛り上がるこの時代の娯楽マジ過激すぎるだろ、なんて。運命に翻弄されてしまうラッセル・クロウ扮する主人公マキシマスの、怒りなどの邪念を押さえ込み現実と向き合う様はこれぞ男の中の男という感じ。で、その実力、文句なしの強さというのがまたかっこいい。とにかく彼の魅力で全編溢れてる印象、もうそれだけでも見る価値あり。

まだ若いホアキン・フェニックス扮する皇帝コモドゥスの完全にご乱心な姿も個人的には見どころと思ったり。総じて、頭を空にして楽しめる一本。まぁちょっと長いのだけが難点、かな。
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