※2022/03/05追記
胸アツ、漢の生き様、ものすごく良くできてる歴史スペクタクル。残虐描写もしっかりあり。これは面白いよ。人望厚く高潔な将軍マキシマスを演じるラッセルクロウがむちゃくちゃカッコイイ!
個人的にはリドリー・スコット監督作No1だし、オールタイムベストに居座り続ける作品。
2時間半あっという間のストーリー展開。
ホアキン・フェニックス演じる悪役コモドゥスも最初から悪ではなく、訳あって悪に転じる、マキシマスも最初から争いたかった訳じゃない。
拗れた親子愛、皇帝の息子の嫉妬、歴戦の勇士マキシマスに訪れた悲劇からのドラマチックな展開がたまらない。ヒーローのはずが失ったものがあまりに大きい。
あれだけのことがあり、怒りに震えながらもギリギリまで高潔を保ち、いつしか復讐のエネルギーは亡き皇帝の意志を継ぐことも兼ね備えた。
民衆を味方につけ、怒りを大放出したマキシマスがかっこよすぎる。
そもそも大量の兵士を従え鼓舞し自ら闘う歴戦の敏腕将軍で失うものがないのだから強いんだよ。
人物描写と役者の演技もがガッチリかみ合っており、気づいたら引き込まれている。
ラストシーンに泣いちゃうね。
迫力あり涙ありで大満足でした。