ポスター詐欺、と聞いていたものの……
詐欺までいかなくとも、まぁ物足りない感は否めない。1980年代の作品と知らずに観てしまった。
冒頭の気味悪さ、酔いそうなカメラアングル、主人公の生い立ちを語りながらのストーリー展開。そこは良かった。けど観終わったら、全体的にちょっと物足りないかもと思った。我々はサイコパスやシリアルキラーに慣れすぎてしまったのかもしれない……。
完璧な計画?どこがやねん!主人公、行き当たりばったりすぎん?被害者側、抵抗しなさすぎじゃない?てか緊迫感なくない?犬、可愛いけど無能…サイコパスに懐いちゃってんじゃねーか、てか謎の犬アップなに?(カワイイけども)とツッコミどころ満載だったけど、実際の事件の方がもっと悲惨だったっぽい。事実は映画より奇なり。。
1980年代の当時公開と考えると、当時にしてはかなりの問題作だったと納得。日本を震撼させたサカキバラ事件ももっと後だもんね。あれを当時の日本で実社化と考えると、観たいけど絶対観たくない、みたいな感覚にはなる。実話ベースだったし、地元オーストリアの人達も、そんな感覚だったのかも。
悶々としたので、お口直しにエンドゲームの闘いのシーン観てアホみたいにUSA!!USA!!!言ってから寝ます。