座席が半分とはいえ、スクリーン1が埋まってるのは初めて見たかも？公開から7回連続完売という非常事態となりま〜すと言ってるのを聞いて、シネマートさん、激推ししてきた甲斐があったね…とは思ったけど、その過剰な宣伝のおかげでハードルが上がってしまい、肩透かしを食らった人も多いようで（自分も）、ちょっと作品が気の毒。元々の仏題は、統合失調症、とのことで、描写の過激さではなくて、精神病患者が実際に犯した殺人事件だから、倫理的にNGとなったのかな。想像とは別のやばさがあった。
冒頭の、撃ちますね。と宣言してから実行するところでぞくぞくしたけど、その後は計画計画言うわりに、どじりまくって結局行き当たりばったり。ナレーションと行動が合ってなさすぎて、たしかにこれも不安を煽る。殺人鬼目線で観るか、被害者目線で観るかによっても感じ方は変わりそう。
ダックスが無事なのは事前に聞いていたので、穏やかな気持ちで観ていられた。むしろ、最高に癒されるわんこ映画で、殺人シーンと交互に映されて、感情揺さぶられた。あの子、めちゃくちゃ懐いてると思ったけど、撮影監督のわんちゃんだったのか。現場でうろうろしてたから役を与えたとかもう何…可愛すぎる…その軽さのわりに準主役級に出番あったような…
