奇妙なアングル、独特なカメラワーク。
どうやって撮影してるんだろう?と思うシーンの続出。
長回しのシーンが多く、ともすれば退屈に思われそうなのに1秒たりとも目が離せない。
どのシーンも、無駄がない。
カッコ良い音楽を伴い、残酷な映像もスタイリッシュに見えてしまうのが怖ろしい。
当時としては前衛的だっただろうし、今になってカルト的な作品になっているのも納得がいく。
しかし、異常過ぎる殺人への執着は全く理解出来ないし、不快極まりない。
実際に豚の血を使って撮影されたというシーンでは、主人公と同じくヘドが出そうだった。
とにかく異質な映画。