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チャドのHIのレビュー・感想・評価

チャド(1984年製作の映画)
1.9
男性の名前っぽいタイトルだがそうではない。"Cannibalistic Humanoid Underground Dwellers"、「食人性地下居住生物」の略。
ニューヨークで起こる失踪事件の裏には、下水道に潜む恐ろしい存在がいた…という話。
80年代B級ホラー特有の低予算感と脚本の荒さが際立つ。オープニングの掴みはいいがその後グダグダ。これを見るくらいなら今ハマっている海外ドラマ『シリコンバレー』を3話分観た方が良かった。
モンスターもの、ゾンビものでよくある放射性物質要素を取り入れているが、かなり悪どい部類である。『ジョーズ』はなかなか姿を見せないことが功を奏したが、こちらは予算が足りないんだなとありありと感じる…にも関わらず怪物のデザインがやたらグロい。ここに予算使いすぎたな。目は明らかに懐中電灯だが、質感がヌメヌメで物体X並の凶悪フェイス。
事件を追うのは、後にホームアローンでカルキンの父親と泥棒を演じた二人。再び共演した作品が世界的に有名なコメディになるとは、この頃は思っていなかっただろう。
また、後半で食堂を訪れる警官はジョン・グッドマン。明確な描写はないが多分死んでる
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