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ファーザー・クリスマスのdegのレビュー・感想・評価

ファーザー・クリスマス(1991年製作の映画)
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みんかい❓の選定作品でした!
運営の方々、選定者様、ありがとうございます😊✨

この絵本が存在するらしいのですが私は未読です。
サンタクロース(ファーザークリスマス)のとある年の旅行記、としてお仕事についての物語です。

サンタクロースの苦悩、意外と辛辣な他国バッシングでなるほどサンタクロースも人間(?)だったのだなと思いました。
そしてそりで出発、プレゼントを配るシーンはさすが夢いっぱいで素敵でした。意外と狭いところも通れることを考えると、やはり彼は人間ではなさそうです。

サンタクロースは何を以て「サンタクロース」となるのか。空飛ぶトナカイを所有していればサンタクロースになれるのか。それとも空飛ぶトナカイを空に飛ばすにはサンタクロースの何かしらの超能力が必要なのか。旅先でバカンスを楽しむおっさんはただのおっさんとして扱われるのか、それともサンタクロースとして扱われるのか。もしサンタクロースとして扱われた場合はどうなるのか。他者からの視線の意味合いは変わるのか。例えば旅先で老舗大企業の社長がレストランで舌鼓をうっていても私にはオーラがある紳士がご飯食べてるぐらいにしか思わない気がしますが、今をときめくスター俳優であれば心の中で咆哮を上げながら食い入るように見つめるとともにこの場に居合わせた幸運を噛み締める気がします。この差はなんなのか。そしてサンタクロースはどちらに分類されるのか。もしくは新しい分類となるのか。そんなことを考えながら観ておりました。
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