女しか存在いない惑星からやって来たセクシーな異星人たちが、一万年分の精子を貯蓄するべく、地球上の男を手篭めに取っていく。西ドイツとオーストリアが合作している、エロティック・コメディ。ソフトコアのため、濡れ場は疑似行為。

厳冬期の田舎町を舞台にして、異星人と町人の下半身模様をミニマムに描いている作品。製作年のデータが錯綜しているが、1974年製作、1985年ビデオリリースが正解。すでに電子音を多用しているところに、電子音楽先進国ドイツの特徴を見いだすことができる。

5名の異星人が異なる性格をしており、染みひとつないビューティ・スキンとマネキンのようなスレンダー・ボディを披露してくれる。「銀色にギラギラさせておけばオーケー」的な異星人描写が素晴らしく、ファンキーな劇伴がいちいちツボに入る。

「もしも"地球防衛軍"（東宝）のミステリアンが女性だったら」という妄想を捗らせると、より深みが増してくる。

女しかいない惑星から、地球人男子の精子を1万年分を採取しに来たエロ宇宙人たちのB級映画
スピーシーズを10年先取ったようなストーリーです
クラフトワークを生んだ国らしく音楽と映像はピコピコ系で
バーバレラみたいな女のコがいっぱい出てくる