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奇術師フーディーニ 〜妖しき幻想〜のバナバナのレビュー・感想・評価

3.6
フーディーニという人は実在した有名な奇術師だそうで、彼は当時流行っていた交霊術によって最初は本気で亡き母と話そうと思っていたのだが、自身が優秀な奇術師だった為、必然的にサイキックハンター(インチキを見破る人)となったそうである。

この映画では、フーディーニが偉大な奇術師なのでインチキ交霊術を次々と見破っていく、という設定をそのまま使っている。
この映画のラストも、現実と同じだ。
オリジナルなのは、そのインチキ霊媒師の一人の女性と恋に落ちてしまう…というところだ。

ストーリー的には、結局恋愛物で「なんだ、これだけだったんだ!」という感じなのだが、
戦争前のちょっといかがわしいスコットランドを非常に美しく撮っていて、
「たったこれだけ」の話でも、そのロマンチックさを十分堪能することができました。
女性が見た方が、こんな恋してみたい!と思うだろう。
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