のめり込む男を観る映画。
ビデオカメラでいろんなものを撮影することに執着する男ティエリーがストリート・アートと関わって行く姿を映すドキュメンタリー。
『バンクシー・ダズ・ニューヨーク』をなかなか観られないので、こっちを先に観てみました。
ティエリーがストリート・アートに出逢い、その製作過程をビデオに撮りまくる。いろんなアーティストを撮りまくる。でも、どうしても撮れないアーティストがいた。それは、バンクシー。
(来たよ、来たよ。)
そして、ひょんなことからバンクシーと接触できることに。
(来ました!)
でも、ここから風向きが変わっていきます。
(そう来るか…。)
違法スレスレのストリート・アートの製作現場が観られて面白いです。でも、バンクシーの作品はそれほど出てきません。バンクシーをガッツリ観るつもりで観るとガッカリすると思います。
僕は、こういう極めて偏ったものに突っ込む人は好きなので結構満足でした。「FIN」の文字が出た瞬間、「あ、そういう話なのね」と笑いました。
まあ、バンクシーの製作現場が映るし、姿はシルエットで音声も変換してますが、バンクシーの語りもありますので、そういう意味では貴重な作品なのではないでしょうか。