如月カルラ

デイブレイカーの如月カルラのネタバレレビュー・内容・結末

デイブレイカー(2009年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

謎の感染症でヴァンパイア化する人々が増え、わずかに残った人間は捕獲され工場で血液を採取され続ける。
その人間の血液も供給が減り、食糧不足に陥ってしまう……という、ヴァンパイア目線の話。

血を摂取できず飢えたヴァンパイアは怪物化してしまい、手当たり次第に同族にも襲いかかる。
食糧不足は悪化し続けているので、代替血液の開発が進められるが上手くいかない。
最初の方は吸血シーンも、そこまでスプラッタなシーンもなくて、主人公が血液の開発や治療法を探して奔走するのがメイン。
ラストに近づくにつれて一気にスプラッタ要素がてんこ盛り。血や肉片が苦手な人はご注意。

ヴァンパイアであること(主人公をヴァンパイアにしたこと)に肯定的な主人公の弟が、ヴァンパイアのほとんどが怪物化してしまい、同族が同族を処分する状況を見て苦悩し変わっていくのが個人的に好き。
弟のラスト、かっこよかった……。

ネタバレだけど、太陽に焼かれて死にかけることでヴァンパイアから人間に戻れることが発覚。
その上、元ヴァンパイアの血液を摂取すると同じく人間に戻れるため、治療法が確立する。
が、飢えたヴァンパイアが血を摂取して人間に戻る→周りの飢えたヴァンパイアに襲われて死ぬ→飢えたヴァンパイアが人間に戻り……というループが起こりラストはカオス状態。
治療法が見つかっても、各地で同じようなことが繰り返されるんじゃないだろうか……。
如月カルラ

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