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デイブレイカーのmaruQのネタバレレビュー・内容・結末

デイブレイカー(2009年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

舞台は2019年。あ、いつの間にか過ぎてましたね。もう過去です。

不死のヴァンパイアが大半を占めているせいで食料である旧人類が絶滅の危機に…。もう少し上手く食料管理できなかったのかという疑問もあったが、結局は代用血液は金儲けが目的だったというのもなかなかリアルな設定だと思う。将来的な食糧不足への懸念は現実世界でも存在するしね。

だから世界観はなかなか面白いと思う。山火事が頻発している原因が動物の血を求めて山に入ったヴァンパイアがそこで焼死したせいというのは個人的にツボだ。

しかし、ストーリーの上で面白いかと言われると地味だし普通。兄弟が追われるものと追うものとして展開するのは同じイーサン・ホーク主演の「ガタカ」を想起させるがそこまで効果的な人物配置とも思えなかった。

全ヴァンパイアを治療するために死なないように日光を浴びせるのは骨だなあとか考えてたら、ヴァンパイアから人間に戻った者の血で治るんだって。よかったよかった。便利な時代になったもんだよ。
でも飢えてるヴァンパイアが列に並ぶわけないし治療するの大変。その中で治った人間がいても「これはビジネスや!」と元同僚が射殺しちゃうし…。
そりゃしんどいから「俺たちの戦いはこれからだ!」的に終わりますわな。遠い目をしながら。

あれ?なんか感想書いてたら意外と面白かったんじゃないかと思えてきたぞこれ。
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