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ジグソーマンのcatmanのレビュー・感想・評価

ジグソーマン(1983年製作の映画)
3.0
主演はマイケル・ケイン&ローレンス・オリヴィエの『スルース』コンビ、監督は007シリーズのテレンス・ヤング。だと言うのに期待はあっさり裏切られ… 1983年と言う時代以上に、このチープ感は監督の手腕が原因じゃないかと疑わざるを得ない。DVDの仕様が酷いことを差し引いても、映像やディテールの描写にまるで美意識が感じられない。ラストに流れるディオンヌ・ワーウィックの主題歌も取って付けた様で心に響かず。マイケル・ケインの魅力もさほど活かされていない。一方でローレンス・オリヴィエの演技と存在感は強く印象に残る。流石だ。

鑑賞後のネット検索で主人公のフィリップ・キンバリーのモデルは実在したMI-6の大物二重スパイ、キム・フィルビーで、『裏切りのサーカス』等にも影響を与えていると言う興味深い話を知ることが出来たのは良かった
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