今作は、タイ発のホラー映画です。
内容は、ラーメン屋を営むバスとその娘は
母親からの伝統を引き継いで人肉でラーメンを作っていた。そんなある日、バスは学生運動家の青年と出会い、互いに惹かれ合っていくが......というもの。
今作は、グロ描写が多いスプラッター映画なんですが、意外にも悲しいお話でびっくりしました。過去と現在を行き来しながら物語が進んでいくんですが、徐々に分かってくるバスの過去や、今の娘の状態がとても悲惨で、バスが可哀想だなと思いました😓
こういう映画って、殺人を犯している人に同情なんてしませんし、ヤバい人だと認識するのが普通なんですが、今作に限っては同情しちゃいますね。バスにとっては殺人をしているというより、ラーメンのダシを取るのが目的なので、悪意がないように見えます。子供の時から虐待、軟禁されて、母から教えてもらった人肉ラーメン作りくらいしか生きる目的が無かったわけですから、もはや救いが無いですよね🤔
また、肝心のゴア描写はなかなかで、全ての指の爪に丁寧に釘を刺すところとか、生きたままフックにかける所なんかは、今まで見てきた映画にもなかったので、楽しめました。今作では何人も殺されるんですが、殺され方も様々なので、観ていて飽きないのも良かったですね。
タイトルにもなっている人肉ラーメン。見た目は黒めで美味しそうに思いませんでしたが、味は絶品なようですね。ラーメン好きとしてはちょっと気になりました。人肉が入っていても美味しければ分かりませんしね。グロいシーンが多いので苦手な方はご注意を🤗