Melko

ミステリー・メンのMelkoのレビュー・感想・評価

ミステリー・メン(1999年製作の映画)
3.4
おぉう…このペラペラな内容と超控えめアクションと笑えないギャグで2時間はキッツいな〜〜
めちゃくちゃお金のかかった学芸会みたい。爆破には無駄に力入れてた。
でも、この作品と同じようにフワ〜って酔っ払ってた時に衝動的にポチッと買ってしまったのよね、このDVD…。滅多にしないけど、酔ってる時の買い物ってやっぱり恐ろしい。
満を持してお初と思いきや、既視感ある場面が多くて、まさか何度も見かけて寝落ちしてたとは…。それぐらい、中身がペラペラで、めちゃくちゃテンポが悪い。
ちょこっとだけブレードランナーとか90sバットマンとかモンキーボーンとかを彷彿とさせる、ギラついた夜の街並みは見てるの好きなんだけどな〜。
キャラに魅力があんまりないのと、ストーリーがグダグダなのと、敵が弱々だからかな。

スーパーヒーローに憧れるヤンチャだけどダメダメなおじさん3人、囚われたヒーローを救い出すために悪戦苦闘!仲間も増やしていざ!

「ごめんなさい」が言えない大人は見てて辛いなあ。なベンスティラー演じる主人公フューリアス。自分の気まぐれでチーム抜けたんだから、合流するときは不甲斐ない自分に怒ってないでまずみんなに謝りなよ。都合良すぎない?

そんなフューリアスをお父さんみたいに諭して赦した、the良心 ウィリアムHメイシー演じるシャベラーだけは熱かった。ヘッポコとは言え、一応超人的な能力を持つメンバーの中で、彼だけは「シャベルを武器として使うのがすごい上手い」という、ちょっと強い「一般人」。しかもウィリアム通常運転の博愛主義者で良きパパ良き夫。優しいけど情けないイメージが強い彼が、愛用のでかいシャベルをクルクルっと回しながらアフロな敵とバチバチやり合うところは、なんだか胸熱!
ツナギにヘルメットまでかぶって、もうどっからどう見ても工事現場のおっさんにしか見えないシャベラーだけは唯一愛おしい。

あれ?なんかこの人ロンパールマンに似てるけど小さめだなって思ったら、トムウェイツ!
その他の皆さん、健闘はしてたけどどうにも能力の印象が薄くて残念。
クレアフォラーニは可愛い。お顔もだけど、スーパーミニ丈のダイナー制服がかわいい。

「自分を信じること」というメッセージは一応うすーく盛り込まれてる感。

てかシュレックより前にSmash mouthの♪All star使われてたとは。
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