スローモーション男

ロッキー5/最後のドラマのスローモーション男のレビュー・感想・評価

ロッキー5/最後のドラマ(1990年製作の映画)
4.5
え、悪くないよ

 ロッキーシリーズ5作目。世間では評判が悪い本作ですが、個人的にはとても好みでした。

 ドラコとの対決に勝ったロッキーだったが、年齢による身体の不調で引退し、さらに会計士のミスにより、破産の危機に陥る。豪邸や車もすべて差し押さえられたロッキー一家はフィラデルフィアに戻りボクシングジムを作る。そこでトニーという男に出会うのだが…。

 シリーズが『1』に戻ったことが嬉しかった。あとシリーズのなかでは重いトーン。ずっと悲しい展開が続く。特にロッキーが息子ではなくトニーばかりに世話をするので息子は段々と距離を置くのです…。エイドリアンがとても言いセリフを言いますね!
 逆にトニーは糞やろうでロッキーの恩も返さず、金儲けのためにボクサーになっていく。

 映画としての、まとまりはないが言いたいことは面白いし、ボクシングではなく人間を描いているのがすごく良かった。
 確かに最後の決闘シーンはそれでいいの?と首を傾げましたが…。

 この映画の評判が良くなかったことで『ロッキー ザ・ファイナル』に繋がったのは良かったですね!