スタンリー・キューブリックが描く戦争の不条理な物語。
面白かったが、期待したよりかはハマりませんでした…。
第一次世界大戦の塹壕戦で起こった出来事。
フランス軍は上官の命令でドイツ軍に攻撃するが大敗。この中で塹壕から出なかった兵士たちが軍法会議にかけられてしまい銃殺されようとしている。
前半の凄まじい塹壕戦のシーンは迫力満載です!その後、『フルメタル・ジャケット』の市街戦も見事に作ったキューブリックの手腕!
スピルバーグが『戦火の馬』でもオマージュしてましたね!
途中からは軍法会議の場面で裁判映画になり、上官の命令に背いたとして三人の兵士が処罰されてしまう…。
正直、後半は盛り上がりもなく終わってしまう…。もう少し戦争の場面が見たかった。予算がなかったからしょうがないかもですが、もっとドッカンドッカン殺しあいしてほしかったです!
カーク・ダグラスの怒りに満ちたセリフは素晴らしいし、ラストシーンの女性の歌声に今から戦場へ向かう兵士たちの悲しき表情も相まって戦争とはなんだろう?と問いたくなるような作品。