らいり

カリートの道 暗黒街の抗争のらいりのレビュー・感想・評価

3.0
A-thugセレクションシリーズ一作目

ラップヘッズのヒーローa-thugがneettokyoでお気に入りの映画としてあげてた3作品を後追いでみるコーナー

ここみるとやっぱアルパチーノ版と間違えて観た人多いんだなw
アルパチーノ版カリートの道は1993年作でスカーフェイス(a-thug率いるスカーズのグループ名の由来)とおなじブライアンデパルマ監督とのタッグ作品
一方こちらは2005年作で、パチーノ版の前日譚を描いたものとなっています。

映画見はじめてからのあれ?パチーノどこ?→あれ?パチモン摑まされた?→あれでもなんか面白い?

ギャング映画にしてはだいぶ大人しい。
カリート役の人が見た目ソフト過ぎてギャングってよりは青年実業家っす自分、、って感じ
この青年実業家君の演技が冴えないことに製作側も途中で気づいたのか、脇役達はいやにキャラが立ってて曲者が多く巧みに補完できている。

①ジェフ兄弟
イタリアマフィアだろうが黒人だろうがプエルトリコ人だろうがギャングなら人種問わずいじめ抜いてくれる汚職警官こんび

②ハリウッドニッキー
神経質な黒人街の顔。
たった20ドルぽっちちょろまかしたプッシャーをわざわざ衆目の前で撃ち殺す!
クルマでハンバーガーを食べる仲間に臭いがうつるとブチ切れて服を着替えさせに戻る!
器の小ささが逆にリアルな顔役。

③ケチャだかナチョだかいうキューバ人
途中でカリートの仲間になる眉毛の繋がった殺し屋&拷問屋
君が本作品のMVPだ!
プッシャーが薬をパケに小分けにするかのごとく人間をゴミ袋に小分けにするオトコww
ちゃっかり最後はいいとこ持ってく❣️
この人演じる俳優はパチーノ版にも出ているらしい。
④アーティー
イタリアマフィアのボス
パスタの食い方最高!

ほかにも主人公のフィアンセのアレな兄貴とか、涙ぐましいテコ入れの痕が垣間見れる現場主義な映画です!

ストーリーは前半ロマンスでちとたりぃ
後半たたみかけるように面白くなる、ラストはどんでん返しに近い作り。
あとやたら音楽ファンク中心でかっこいい。
サントラはないのであしからず。

a-thugがお気に入りにあげたのはこっちじゃないけどまあ面白かった。
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