いかえもん

ダ・ヴィンチ・プロジェクトのいかえもんのレビュー・感想・評価

3.8
泥棒の映画って、なんだかわくわくしてしまう。
ルパン三世的なよさ、華麗なのになんかちょっとコミカル。

出所したての泥棒が、ポーランドの誇る名画ダ・ヴィンチの「白貂を抱く貴婦人」を盗むという、いたってシンプルなストーリー。

だけど、もちろん一人じゃ無理なので、いろんな人にいろんな協力を依頼するわけですが、これがみんなキャラが立ってて非常に面白い。
そしてそれぞれにみんな抜け目がない!!!
それに、準備の間はいったいどんな仕掛けで盗み出そうとしてるのかは全然わからない。当日その時になって、ええ?!っていうのが楽しいですね。

急に日本語が聞こえて驚いたら、日本から絵を運んできたタナカさんでした。日本のイメージはいまだにそれなのか…。あれは本気でそう思っているのだろうか。それともギャグなのか?

ちょっとツッコミどころはあるけれど、それを補って余りあるラストの展開で、泥棒もの映画の痛快さが気分良かったです。

ツタヤにあってよかった!