妄想と思い出のフラッシュバック。オーディションに現れるバーバラ・ハリスのとの1日のシーンだけでだいぶ救われる。素晴らしいな。ダスティンホフマンの呟くような弾き語りもいいじゃないか。機内から昔の恋人に電話を繋ぐとその子どもが電話口に出るの、「ストレート・タイム」でも子役のジェイクビューシーが電話に出てたな。ラストのジャックウォーデンとのスキーのチープな合成がまたあっけなくて良い。ほんと悲しくなってしまう。

京橋フィルムセンターで鑑賞。

ダスティン・ホフマン主演の日本未公開作品であり、「なんとか観ることはできないか？」と思っていた学生時代に、京橋ＦＣで上映あることを映画情報誌で知り、観に行った。

上映時に掲示されていたタイトル（邦題）は、『ハリー・ケラーマンとは何者か、そしてなぜ彼は私についてあんなひどいことをいうのか？』というものであった。（『博士の異常な愛情』みたいに長いタイトル）

映像としては、逆さにダスティン・ホフマンが落ちていく映像などは印象的であったものの、イマイチであり「なるほど日本未公開なわけだ…」と納得してしまう作品であった。

ジャック・ウォーデン、バーバラ・ハリスなどが共演していた。

記録