このレビューはネタバレを含みます
今までで見た邦画で、一番古い作品である山椒大夫を鑑賞。
やはり、近年の邦画とは明らかに異なる作り上がりと演技で、新鮮に見ることができた。特に大人の厨子王の演技が圧巻だった。
そして、有名な入水シーンだが、意外にもあっさりしているなというのが正直な感想である。また、シーンを見逃しているか、自分の理解が足りてないかの二択ではあるが、安寿が入水して自殺する理由がよく理解できなかった。
印象的だったのはラスト近くの厨子王と遊女の会話がやけに現代的で、興味深い。
所々、日本語が聞き取りにくい箇所や昔の固有名詞がよく分からなくて苦労したが、昔の邦画の片鱗を少し感じることができたのは良い経験だった。