全ては8月10日、カリフォルニアのドライブインシアターで始まった。
70年代に流行した車ごと入る映画館、ドライブインシアターにて立て続けに起きる猟奇殺人を描く。
古いアメリカ映画などでたまに出てくるドライブインシアターそのものが好きなので観た。古臭さは否めないし、ストーリーは2時間ドラマ以下のクオリティではあるが、ドライブインシアター好きは押さえておいてもいいかも。シーンとしては少なめだが、ゴア描写もなかなか頑張っている。
ドライブインシアターはある意味では芸術だ。車の中で現実と虚構が結ばれる。しかし、その特徴や1970年代以降の急激な衰退ぶりから今では影の文化、忘れ去られてしまったモノの成り果てである。そのことすら私は芸術だと感じるのだ。