雨宮はな

地球最後の男の雨宮はなのレビュー・感想・評価

地球最後の男(1964年製作の映画)
2.0
ロメロゾンビより前の作品ときいて鑑賞。
「吸血ゾンビ」という、ゾンビと吸血鬼の掛け合わせ設定の怪物だったが、襲われても簡単に逃げられてしまうため、あまり脅威を感じるシーンはなかった。

現代人がこの作品をホラーとして怖がることはほぼあり得ない。
この映画に感じる恐怖は「人間」「孤独」に対するものだと思う。
現在の状況を予言していたのではないかと思えるほど、感染者側(同居者含む)の思考・対応やひとりで過ごすことによるストレスのかかり方が見事に描かれている。

あとは時代柄、主人公の男性は自分本位で身勝手、ヒロインは基本的にめそめそ泣くのがお仕事なので、そういうのが嫌いだとストレスを感じるかも。
雨宮はな

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