pauh

パンチラインのpauhのネタバレレビュー・内容・結末

パンチライン(1988年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

見慣れた感じではない少し棘のあるトム・ハンクスの役柄が新鮮で、強引だったり荒々しかったりとそれはそれでまた違った良さがあり観ていて面白かったです。
作中ずっと出てくるスタンダップコメディも、馴染みの無さや字幕故なのかもしれませんが理解できない部分もありながらたまに面白いのもあって、ちゃんと英語を理解した上で聞いてみたいとも思いました。
主人公とトム・ハンクスの恋愛要素も変に甘々してなくてサクッと終わるので見易く、主人公が一時の感情に靡かず過ちを犯さないのも良かったです。
惚れてから急に優しくなったトム・ハンクスもフラれて激情しヤケになるのが若さ特有の不安定さも感じて、雨に唄えばの真似をするシーンは暴走具合に笑えました。
初めは良い印象を抱かなかった夫も、実は愛情に溢れていて最終的には優しく妻を支え、ラストも誰よりも嬉しそうに爆笑していたのも素敵でした。
特に妻の才能を褒めるライバル男(トム・ハンクス)に反し「才能なんか抜きで君を愛している家族がいる」(うる覚え)という夫のセリフもグッときて良かったです。
主人公がどんどんと才能を開花させていく様が面白い、ラストの選択にも感動する作品でした!
pauh

pauh