花とみつばち

幻想殺人の花とみつばちのレビュー・感想・評価

幻想殺人(1971年製作の映画)
3.5
「 女の秘めごと 」が非常に良かったので、ルチオ・フルチ監督作品をもっと観たくて今回はこちら「 幻想殺人 」
序盤の夢のシーンが素敵!
サイケな部屋の色彩で何とも魅惑的な雰囲気がたまらなかった。

物語は、裕福で弁護士を父親に持つキャロルが毎晩悪夢を見る。隣人ジュリアを殺害する夢。そしてそれが現実となる。
バルコニーにいた男女2人に目撃される。
その後、現場にあった毛皮のコート、ペーパーナイフ、スカーフの指紋でキャロルは犯人にされ追い詰められてしまう。

夢の中に登場する、ヒッピー2人が実際にいて、そのうちの男に追い掛けられて殺されそうになるキャロル。
ここが一番恐ろしく、観ていて困惑してしまった。
キャロルとジュリアとヒッピー、夢と現実はどう伏線は繋がるのだろうかと…

時折綺麗なメロディが鳴りときめいたが、エンニオ・モリコーネ。
「 女の秘めごと 」までには気持ち至らなかったが、雰囲気は充分に良かった。
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