たむ

白い酋長のたむのレビュー・感想・評価

白い酋長(1951年製作の映画)
4.2
フェデリコ・フェリーニ監督の単独初長編映画です。
デビュー当時はネオリアリズモの監督かと思ってましたが、スクリューボールコメディの過激な映画作家でした。
デビュー作品には作家の全てが入っていると言われますが、まさにその通り、と実感します。
新婚間近のカップルがローマで遭遇する出来事は、夢か幻想か、というほど不思議なもの。
現実から幻想を旅行して、信仰の葛藤なども描かれる本作でフェデリコ・フェリーニ監督はスタートしたのですね。
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