ピッコロ

学校IIのピッコロのレビュー・感想・評価

学校II(1996年製作の映画)
4.5
人を変える力

開始早々、雪景色の中で流れる綺麗なメロディ。
この時点で、傑作の予感しかしなかった。
何故か、あゆ(浜崎あゆみ)が出演してたけど・・・。
出番は、冒頭5分で終わる。
ミュージシャンを夢見る少女の役で・・・。
夢が、叶って良かったね!!!

自分は、何回も書いてるけど、映画を観て泣いたことがない。
だけど、泣くって事がどんな感じなのかを感じることが出来たような気がする。この映画では、泣きポイントが2回あった。
1回目は、人が変わる時。
2回目は、お別れ。
映画観て泣くのが目標なので、もう少しで達成できそうな予感がする。

前作は夜間学校のお話だったけど、今作は、養護学校のお話。
そこの生徒である高志と佑矢が学校を抜け出し失踪する。
釣りバカ先生と、新米の先生が二人の行方を捜すことに・・・。

この二人の生徒、どこに行ったかというと。
なんと、安室ちゃんのコンサート!
安室ちゃん推しが凄い映画だった。
そのあとも二人は、色んなところに行くんだけど、それは観てのお楽しみ。

重度の障がいを持つ佑矢。暴れてばかりで手がつけられない生徒。
そんな彼の担当になるのが、永瀬さん演じる新米の先生。
彼と接していくうちに、自分の仕事が分からなくなってくる。
学校とは何なのか?教育とは?
そのたびに、釣りバカ先生が凄く良い事を言ってたけど忘れちゃった。笑

吉岡さんが演じる高志は、いじめが原因で話せなくなり軽度の知的障がいがある。昔の姿が描かれてないので、分からないけど、たぶん普通の生徒だったような気がする。普通って凄く失礼な言い方だけど。
この映画では、そのあたりにも言及してて・・・。
まったく話せなかった彼が変わる瞬間に涙がこぼれそうになった。
そんな彼を変えた人物がまた・・・。泣

自分は自分がバカだと分かっている。
みんなからバカにされてるのも分かっている。
もっと、バカだったら、そんなことも感じなくて良いのに。
もっと、バカだったら良かったのに。

あかん。思い出しただけで泣けてくる。
生きるのは、とっても辛い。
辛いけど、その分、きっと良い事あるさ!


どこへでもつづく道がある、いつの日か♪
I'll be there、I'll be there、I'll be there♪
ピッコロ

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