学校IIの作品情報・感想・評価

「学校II」に投稿された感想・評価

Hideyuki

Hideyukiの感想・評価

3.7
天国じゃなくても 楽園じゃなくても
あなたに会えた幸せ 感じて風になりたい
山田洋次監督「学校」シリーズの2作目。前作同様、西田敏行が先生役で出演している物の、設定は全く別物。前作が夜間中学だったのに対し、本作は養護学校が舞台になっている。「学校」と聞いて僕達がイメージする中学校や普通高校ではない、敢えて言えば特別な学校を題材にしながら、そこから全ての学校教育に通じる、学ぶ事の大切さや、人間関係の大切さといった普遍的なテーマを描き出す本シリーズの真摯な姿勢には、感動を覚える。

西田敏行演じる竜先生は、前作の役どころに比べてベテランでしっかりした人物像。代わりに大学を出たばかりの新人教師を永瀬正敏が好演し、2人の比較や成長が見所になっている。

軽度から重度まで、様々な知的障がいを持つ生徒が登場するものの、具体的な障がいの名称は殆ど語られない。本作が公開された'96年の段階では、作る側も観る側も、まだ知的障がいに対する十分な知識を持っていなかったのかもしれない。この辺りの大雑把な描写は、現代の目線で見るとモヤモヤする部分があるものの、製作陣と役者の熱意は十分に伝わってくる。

因みに浜崎あゆみが女子高生役、安室奈美恵が本人役で出演している。
舞台は転じて養護学校。浜崎あゆみと安室奈美恵は置いておいて、知的障害を持つ人に対するある種の差別や偏見、これを視点として捉え、また、そういう人に対して、限りなく温かい視線を投げかけている作品だと感じた。感動するというか心に染み入るという表現が適切かもしれないが、社会的弱者に対する同情とか可哀想などという感情とはまったく別の何かを残す作品である。いまとまったくかわらない吉岡秀隆が重くも軽くもない障害者を好演。「自分は馬鹿ということが分からない馬鹿が羨ましい」という言葉を聞いて、簡単には答えの出ない宿題をもらったような気分がした。作文コンクールからの帰り道、生徒と先生がハイエースの中で大合唱する「風になりたい」が耳から離れない。思えば自分も同じ歳のころにこの歌を小学校で演奏したっけな。「天国じゃなくても、楽園じゃなくても、あなたにあえた幸せ感じて、風になりたい」生産性がない、理性をうまく使えない人間を、人間として認めないなんて一体誰が決めたんだ。定期的に観続けていかなきゃならない存在感を秘めた映画だった。
西田敏行と吉岡秀隆の演技を一度に観ると胸焼けしちゃう。

安室奈美恵が本人役で登場するが、劇中での呼ばれ方がガンダムの方のイントネーションなのが気になる。

このレビューはネタバレを含みます

気球のくだりまで、どこに向かって物語が走り出してたのかハラハラしてたけど、そうなんだよそうなんだよねと思った。
Nora

Noraの感想・評価

2.0
中学生の頃、学校で鑑賞。
当時人気がうなぎのぼり中だった浜崎あゆみが西田敏行の娘役で出演していて教室がざわついた。という記憶しかない。
また見直します。
Masa

Masaの感想・評価

2.7
前作学校が圧倒的に良くて鑑賞。
悪くはないのだが、難しいテーマに山田洋次がメスを入れたことには評価できるが、何故かあまり面白くなかった。
前作の『学校』があまりにも素晴らしかっただけに少し残念。。
北海道の擁護学校が舞台。新任教師の小林先生(永瀬正敏)問題だらけの学校に奮闘する。介護が必要な裕矢と心を固く閉じた高志。リュー先生(西田敏行)と学校の交流で祐矢と高志は大きな成長を見せていく。旭川でコンサートが開かれて若かりし頃の安室ちゃんが登場して驚いた。リュー先生がどんな時も生徒に優しくて広い心で見守っていた。心を開いて悩みを聞いてくれる先生が1人でも高志にいて救われた。前作に引き続き西田敏行の先生が温かく良かった。
pompomruby

pompomrubyの感想・評価

4.0
養護学校が舞台なので、障がいを持つ人々に対する自分の認識に迷うこともあり(ネガティブな意味ではないです)前作よりは少し距離を置いた見方になりました。

とは言え、全部ひっくるめて向き合い受け入れる空気には心を打たれた…。

人間愛…。

しかし最初に出てくる美少女が浜崎あゆみなのは驚いた!
途中で安室ちゃんが出てきて二度びっくり!
前作の学校とはまた違った形の学校を舞台にした映画。
こちらも面白かった。
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