しょーご

ロバート・アルトマンのイメージズのしょーごのレビュー・感想・評価

4.2
『三人の女』が自己と他者との合致ならば、本作はその逆の自己の分離。前作がベルイマンの『ペルソナ』ならば本作はリンチとかフェリーニぽい。


とにかく撮影とセットが良くて、そんなすごいことしなくても、ゾクゾクさせれるんだぞってのがヒシヒシと伝わってくる。それがすごい。


上映後のトークショーでは、役名と演者名をわざとシャッフルさせて「分離」を演出していたり、映画内物語として進行する「一角獣」の物語や「una」など、映画のキーワードが「1」であるのにも関わらず、映画全体のテーマはその逆の進行をしていく面白さなどを評論家の遠山純生氏が指摘しており、うげーー!となりました。
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