いちごろう

アリゾナ・ドリームのいちごろうのネタバレレビュー・内容・結末

アリゾナ・ドリーム(1992年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

最初の感想。
アクセルが青年〜大人の間を生きる話。彼の意見や行動は常に従兄弟や叔父やふた回り上の恋人には肯定してもらえなかった気がする。
彼と同年代か少し上のグレースはアクセルに理解を示したものの、結局受け入れることはなかった。
主要人物はみな、夢、現実、過去、罪、恋愛、家族、全てに囚われていて、なにかを捨てる事ができなくて生きづらい人たち。でも愛おしい人たち。

特典映像のジョニーデップのインタビューで、撮影時の監督はユーゴ内戦もあって相当ナイーブで脚本修正はしょっちゅう、気乗りしない監督が現地でクルーを待たせて何日も撮影中断したり、元々は4時間の作品だったことを知り、なにが正義なのか、拠り所にすべきなのかを五里霧中で探す作品になったのかなとも思った。
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