らんらん

奥様は魔女のらんらんのレビュー・感想・評価

奥様は魔女(1942年製作の映画)
3.7
ルネ・クレール、1942年。
アメリカ時代5作のうち、2作目となる。

1941年に原作小説が出版されて以来、数々のバージョンが製作された「奥様は魔女」。実は私は一つも観たことがないのだけど。

全てのバージョンの皮切りであり原点となった本作はどうだったかと言うと、不思議な鑑賞感。

こんなにワクワクと冷めた頭を頻繁に行き来した作品は珍しい。

冒頭の中世から現代までの成り行きはワクワク。
また階段スルスルとか煙とか、特殊効果の演出は楽しいしウキウキする。これは…と思ったら、魔女の迷惑ストーカー的かつ稚拙な作戦で頭が謎に。
何がしたい!おい!

まあそこが可愛いところなんだろうな〜。(分かったつもり)

魔女とウーリーのファンタジー度にはお手上げよ。ただ1950年代くらいのラブコメって割と無理筋が多い気がする。そういう意味では原点と言えるのかな。
らんらん

らんらん