・ジャンル
スラッシャー/ホラー/カニバリズム
・あらすじ
大学生のケニア達は冬休みに毎年恒例のスノーモービル遊びの為に雪山へ入る
しかし間も無く道に迷い一行は偶然見つけた廃墟で夜を明かす事に
だがそこは70年代まで運営されていた隔離施設であり、医師達を殺害した患者で近親婚により奇形を患い食人を行う3人兄弟の根城であった
間も無く一行は1人また1人と惨殺され喰われ始め、兄弟とも対峙
連絡はおろか逃走の手段も失った彼らは凍死するか兄弟と戦うかという厳しい決断を迫られ…
・感想
食人一家の巣食う森で襲われる人々を描くシリーズ4作目
今作は1作目の前日譚で食人一家の通称ヒリカー兄弟の過去が描かれている
2作目以降、定番となった直接的な食人描写は健在で兄弟が仲睦まじく人肉オイルフォンデュに興じる場面や隔離されていたという背景など良い部分もあった
ゴア描写もCG多めながら変わらず激しい
ただ色ボケのチャラい大学生達が食人族と戦闘せざるを得なくなるというストーリーの軸が安っぽく緊迫感も同様
主人公ケニアも戦闘を指揮しながらも行き当たりばったりで賢いんだか間抜けなんだか中途半端で一行の中では真面目という以外には人物像もありきたりで活躍もあまりしていなかったという…
最も健闘していたレズビアンの黒人女性、サラが主人公だった方がまだ観ていて楽しかったんじゃないかなぁ
あと序盤や中盤の濡れ場もただでさえ安っぽい内容に拍車を掛けていて過去作と比べるとモヤモヤした
他には今作で食人奇形一家のヒリカー兄弟を主人公側の登場人物達と同じ役者が演じていたのも低予算にしたってどうなん?と思ったり
同じ役者のキャラクターが共に映るシーンが無い時点で色々察しが付いちゃうし…
まぁ全体的に凡百なB級スラッシャーって感じでシリーズの良さはさほど味わえなかったかな…
こうなると次作以降がより酷くなってそうであまり期待出来ないかも…
でも雪山に血飛沫が飛ぶシーンがちゃんとあったのは良かったしラストはあまりに呆気なさ過ぎて笑ったw