シネマQ

牛泥棒のシネマQのレビュー・感想・評価

牛泥棒(1943年製作の映画)
4.5
ヘンリー・フォンダとハリー・モーガンがやって来るファーストショットから事件が起きて自警団を形成していく一連が不穏な空気といい、出てくる人物造形から何からもう完璧すぎる。
ダナ・アンドリュースの手紙を読むフォンダの目が隠されて匿名性を高める事で、メッセージの公正さを強めている。戦時中の制作だけにウェルマンもどうしても言いたかったんだろうか。
ラストはファーストカットと同一構図で去っていく二人。
フォンダの最初の蹴り良すぎ。彼のベストアクトかも。
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