上海十月

牛泥棒の上海十月のレビュー・感想・評価

牛泥棒(1943年製作の映画)
4.0
久々にうなる作品ですね。43年の作品なので映画の最後には、戦時国債の宣伝が入る。「十二人の怒れる男たち」の元ネタのような作品。この作品の主演もヘンリー・フォンダ。若かりし日のアンソニー・クィーンも出てくる。冤罪について語られて、悲劇的な結末を迎える。民主主義と地域の閉鎖社会についても言及されアメリカの根強い問題なんだと感じる。ヘンリー・フォンダは、アメリカの良心なのだ。戦時中にこういったサンデル教授のような映画を作るとはアメリカには勝てないわけです。しかも牛泥棒で・・・よき映画でした。
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