ミコノスマニア

裏切りのサーカスのミコノスマニアのレビュー・感想・評価

裏切りのサーカス(2011年製作の映画)
4.0
1度目は、キャラクターの名前とストーリーの把握で精一杯。2度目に時系列を整理し、登場人物をしっかり把握した上で鑑賞した。

ハリウッド製スパイ映画が娯楽であるのに対して、本作は「(文学)作品」なのだ。そしてこれは小説のように「感じ方」を事細かに文字で誘導してくれないので、映像と自らの経験から、自分の洞察力でこの映画を理解していかなければならない。
このストーリーに推理なんて要らないが、パズルを組んでいくと、最後の1ピースを手にした時に見えてくるものがある。それがこの映画の魅力なのでは。

ラストの「ラメール」、2度目の鑑賞時に泣いた。とにかくクリスマスパーティのシーンは、観るごとに胸に刺さってくる。

そして何と言ってもジム・プリドーの深い想いにヤラレタ。
くち直しに「キングスマン」を観よう!
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