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裏切りのサーカスのToShのレビュー・感想・評価

裏切りのサーカス(2011年製作の映画)
4.0
元・英国諜報部(サーカス)のジョン・ル・カレが描く、リアル。スパイ小説の金字塔!!

一度目、あなたを欺く。
二度目、真実が見える。

通称「サーカス」と呼ばれる英国諜報部の元幹部だったスマイリーは、サーカス内に潜むソ連のもぐら(二重スパイ)探しを依頼される。登場人物も多く、ストーリーも難解な手強い作品ではあるが、細部まで丁寧に作り込まれているので、何度鑑賞しても飽きない魅力がある。ゲイリー・オールドマン他、豪華キャストの共演も見もの。

地道な諜報戦を実直に描いた作品で人によれば退屈だと感じるかもしれない。しかし表面上は淡々としながらも、ひとつひとつの事実が浮かび上がるにつれて事態が大きく揺れ動いていく事に気づくと、スリリングな展開と表面上の静けさのアンバランスが癖になる。

ギャガ・アカデミー賞受賞作品
特集上映にて鑑賞
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