イトウモ

ある女の存在証明のイトウモのレビュー・感想・評価

ある女の存在証明(1982年製作の映画)
3.5
これは大傑作でしょう。本質の上辺をふらふら漂い続ける煮え切らなさはいつものこととして、霧のシーンの霊験、同じくらい終始、ひそひそとささやき続ける、無機物、無生物の雄弁さ。物がもっとも活き活き映るアントニーニの映画の中でも最も物が雄弁な映画の一つでないか