TOT

夜のバッファローのTOTのレビュー・感想・評価

夜のバッファロー(2007年製作の映画)
2.5
画面の肌色占有率とディエゴ・ルナの局部ぼかし率高め。
三角関係に端を発するラブサスペンスは、セックスしても上手にお話しできないディスコミ状態から訳わからぬまま暴走。
ちょっと置いてかれつつ利己的な愛の悲しい閉塞感は嫌いじゃなかったです。
何より肌色です。

脚本は『アモーレス・ペロス』『21g』『バベル』など初期イリニャトゥ作品も書いたギジェルモ・アリアガ。
シリアストーンで過去現在と往復するのはお馴染みですが、今回はちょっと時間軸わかりづらめ。
また、監督の拘りなのか関係を持つ全女性におっぱい愛撫を繰り返す描写は、画面どころかキャラクターも単調に見えて失笑。
しかし一番美しいおっぱい(主観)のカミラ・ソディは、この映画共演がきっかけで結婚そして数年後に離婚されたディエゴ・ルナの元奥様なので、なにか塩っぱいというか甘酸っぱい感情が胸の内に広がるね……。

ディエゴ・ルナは、大学生でモーテルを定宿にし、親友の彼女を寝取った上に、至るところで複数の女性とも情事を重ねて三角関係をややこしくする男マヌエルを演じます。
お世辞にも応援できないキャラクターのため、お前なんなんだよーーゴゴゴゴゴと握った拳を振り上げたくなりますが、たびたび挟まる過去エピの前髪下ろしたハイスクール少年ビジュアルがかわいいので、へなへなと拳を緩めざるを得ません。
TOT

TOT