300年前の魔女狩り犠牲者の呪いが、現代に蘇る！！オカルトホラー♡♬*ﾟ

ホラーと言いつつフェミ映画でもある。魔女の生まれ変わりスザンナ・ラヴは感情を出さずクール、それでいてきっちり脱いでくれる。美女たちを様々な方法で残酷処刑するのも楽しい。魔女が罪人を殺し村の平和が訪れる、何だかほっこりさせられる。目から光線出して殺していくんだが、ドロドロ溶けていくアイツが面白い。

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光がビカビカしたら人間が死ぬホラー『ブギーマン／死霊の鏡』でホラー映画監督として80年代のアメリカ大陸を歩み始めたロメル。アメリカでの妻となったスザンナ・ラブを魔女役に据えて、ドナルド・プレザンスが光をビカビカするあたりがロメル節か。この明滅への拘りは『狼の優しさ』Blu-rayでのコメンタリーにてフリッツ・ラングからの影響を口にしていることから、やはり意識的なものであったことが分かる。ドイツ表現主義がアメリカへと流浪した顛末として、ラストの『レイダース／失われたアーク』丸パクリのゴア描写に収束するあたり、ロメルの異常さを感じる。ネオレアリズモのはぐれ狼的なアルジェントが『サスペリア』を放ったことと魔女ホラーの土台で比較するのも何か楽しい。アルジェントはメタルに関心を示し、ロメルはパンクであった(リチャード・ヘル主演で映画を作っている)ことも対照的。ちなみにビデオのジャケ裏解説は青山正明。「スザンナ・ラブは美人だね」とか書いてて苦笑する。

魔女審判のシーンが１番の見どころなんだろうけどドナルドプレザンスの活躍がもうちょい観たかったなぁ。