ヒロ吉

ブラッディ・ミッションのヒロ吉のレビュー・感想・評価

ブラッディ・ミッション(2008年製作の映画)
3.0
Leminoにて字幕鑑賞。

あらすじは進学校チャンイン高校は海外の学校を招いた招請授業を行う為、成績上位者の特別クラスで授業を行っていた。
しかし授業中、成績1位のヘヨンが水槽に閉じ込められている映像が流れ始め…というもの。

”問題を解かなければこの生徒は死ぬ“

『コ死:デスロワイアル』の前作にあたるミステリー要素のない『金田一少年の事件簿』的学園デスゲームもの。

人格者の先生
冷淡女教師
暴力生活指導担当
成績上位のイナ
イナの親友
錯乱しているボム
留学から帰ってきた男子生徒等が主な登場人物。

成績順に囚われ、殺されていく生徒達。
ゲーを仕掛けているのは誰か…?

事の発端と思われる女生徒の幻覚ホラー的演出は悪くないが、全体的に頭脳戦っぽさは無く緊張感、緊迫感はイマイチ。
メインキャラ以外のキャラが弱すぎる。
発端の女生徒の存在を仄めかす問題、解答は悪くないけど、殺される生徒のキャラも人間性が少しでも分かるようにして欲しかった。
学校から出た先生が死ぬシーンあるけど、どうやって殺したのか?分からんかった。

キルシーンも直接的に見せていないのもあるが、水責め、熱々蝋燭責め、花を詰められたり、洗濯機に押し込まれぐわんぐわん回されたり、問題の解答は体に刻まれたりと凄惨な死体描写、特に目を映すカットはめちゃくちゃ良い。
目がまじで死んでるようにしか見えなかった。

冒頭の悪夢とはいえゾンビ?や女幽霊に生理、先生側の先輩後輩関係、蝋燭責めを受けて泣き叫んでる音声を流したり、人格者の先生が正当防衛の要素はあるけど、頭を石でボコボコ殴り付けると要所で厭らしい場面が多々あって良かった。

真犯人、元凶を引き起こしたドラマも悪くはない。

続編と同じく、またもエンドロールには度肝抜かれた。
ヒロ吉

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